第10回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 コイヘルペスウィルスの影響で中止になった濃尾よって鯉祭りの代わりとして、今回で第10回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会が、11月11日午後6時より11月13日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 一昨年の秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、釣果の表彰は行わず、親睦と結果報告を行うという苦心の選択で行われました。
 今年の木曽三川の秋の状況は、暑さが遅くまで残り降雨も少なく水温の下降も遅れ、中々本格化する所迄至リませんでした。10月下旬より降雨も例年並みに戻り、合同釣行会の時は水温も14度前後と例年並みに下がりましたが、急激に下がった所為か、今一つ食い渋り、アタリが少ないポイントが多かったようです。
 大会中の天候は11日夕方の開始時より雨が降り出し、12日朝には上がったものの北西の強風が吹き荒れ、寒い週末となりましたが、12日夜からは穏やかに晴れ、13日は風も無い絶好の釣日和となりました。
 今回も、多くの釣人は長良川に入釣するものが多く、広々とした河川敷で、親睦の輪が広がりました。
その中で、今回最大の釣果を上げられたのは、長良川大橋上流左岸に竿を出された
楽遊鯉倶楽部の堀部正雄氏の81cmでした。
 他には、大江川に入釣された中部鯉道楽の岩田氏が、80cmをゲット。シニアの安藤氏は、長良川日原で自作ボイリーを使用して78cm以下5尾と、ベテランの釣技を存分に発揮。
 また、木曽川汽水域を会場とした濃尾野鯉会では、遠い半田市から参加した榊原氏が唯一の釣果の77cmをゲット。新規ポイント挑戦の低水温という悪条件ながら大健闘。
 そして、今回の合同釣行会には琵琶湖からも3団体が参加し、長良川船頭平で西日本野鯉会の藤田氏が、76cmを頭に5尾と好釣果。同行のクラブ100鯉究の番野氏は75cm。他に大物をバラシ残念でした。
 また、初参加の五六野鯉塾のメンバーは大江川に入り、武藤氏が75cm、山田氏が50cmと健闘されました。
 
 釣りを楽しんだ後は、長良川日原の河川敷に集まり、親睦と結果報告が行われ、来年の合同釣行会の開催を決定しました。来年もコイヘルペスウィルスの影響を考慮して、今回同様、団体毎に各釣場で検量・リリースする事で決定。
 また、以前のように釣果の表彰を復活する事となり、各クラブより3000円相当の商品を持ち寄る事となりました。大会直前にパスワードを発表して、釣果の獲物のスケール写真と一緒に写し、後に提出する方式を決定し、来年の再会を期して解散しました。
 できれば、コイヘルペスウイルスの騒ぎが収まり、特定疾病から外れて鯉の移動禁止条例が解除される事を願うばかりです。
  なお、今回参加されたのは以下の12団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
西春巨鯉会 湘南巨鯉会 楽遊鯉倶楽部
鯉武者FC 水野一家 西日本野鯉会
クラブ100鯉究 五六野鯉塾 琵琶湖野鯉会

所属団体  氏 名 全 長 重 量  住 所 釣 場
中部鯉道楽 安藤 善弘 78cm   愛知県春日井市 長良川
   々  岩田 剛 80cm   愛知県名古屋市 大江川
   々  若原 里見 68cm   岐阜県真正町 長良川
濃尾野鯉会 榊原 隆義 77cm   愛知県半田市 木曽川
日本中央活鯉居倶楽部 戸谷 正秋 75cm   岐阜県養老町 長良川
   々 星野 幸雄 50cm   岐阜県大垣市   々
楽遊鯉倶楽部 堀部 正夫 81cm   岐阜県各務原市   々
五六野鯉塾 武藤 勝美 75cm   岐阜県瑞穂市 大江川
   々 山田 年秀 50cm   岐阜県   々
西日本野鯉会 藤田 輝彦 76cm   滋賀県びわ町 長良川
クラブ100鯉究 番野 哲 75cm   滋賀県米原町   々