第11回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今年で第11回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、4月7日午後6時より4月9日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今年の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
 今年の木曽三川の状況は、寒さが遅くまで残り水温の上昇も遅れ、中々本格化する所迄至リませんでした。桜の開花は例年より少し早かったものの、合同釣行会の時は満開となり、7日には気温もぐんぐん上昇し、絶好の行楽日和になりました。しかし、8日から天候は急変して春の嵐となり、黄砂交じりの雨が降るなど、北西の強風の中での釣行会となりました。
  今回も、半数以上の釣人が長良川に入釣しましたが、低水温と強風に苦戦した者が多く、本流を避けて支流に入川した者に多くの釣果が見られました。
 その中で、今回最大の釣果を上げられたのは、長良川と木曽川を結ぶ船頭平閘門の水路で得意のパックン釣法を駆使された三井氏でした。94cmもある大鯉を上げられた他にも87,86cm等の大鯉をゲット。公園の満開の桜の下、桜鯉を満喫されたようです。
 次に、定番の水門川に入釣された関天狗会の衣笠氏が89cmで13.65kgもある最重量の大鯉を上げられると、沼田氏が88cm、井戸氏が84cmと大活躍。他にも、水門川では、FC鯉武者の渡辺氏が86cmをゲットして、大型ラッシュとなりました。春に強い水門川は、今年も健在でした。
 また、五六川をホームグラウンドとする五六野鯉塾のメンバーも、全員大鯉ラッシュ。塾長の武藤氏の86cmを筆頭に山田氏84cm、棚瀬氏83cm、広瀬氏81cmと大鯉の手応えを満喫されました。
 他にも、大江川に入川されたFC鯉武者の桑橋が86cmの大鯉をゲット。
長良川本流では、東海大橋上流右岸の水路に橋を掛け島に渡って竿を出された日本中央活鯉居倶楽部の星野氏が87cmの大鯉を終了間際に上げて奮闘されたものの、全般にアタリ少なく、厳しい釣行となりました。
   釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、秋の釣行会の打ち合わせが行われ、11月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
  なお、今回参加されたのは以下の11団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
西春巨鯉会 関天狗会 楽遊鯉倶楽部
FC鯉武者 三重パックンクラブ サムライ
東濃巨鯉会 五六野鯉塾  


順位表
順位 氏名 全長cm 重量kg 釣場 団体名
優勝 三井 俊明 94   長良川 三重パックンクラブ
準優勝 衣笠孝二 89 13.65 水門川 関天狗会
第3位 沼田清司 88 10.5 水門川 関天狗会
第4位 星野 幸雄 87   長良川 日本中央活鯉居倶楽部
第5位 武藤 勝美 86 10.6 五六川 五六野鯉塾
第5位 渡辺 智久 86   水門川 FC鯉武者
第5位 桑原 86   大江川 FC鯉武者
第8位 井戸 84 10.5 水門川 関天狗会
第8位 山田 年秀 84 9.2 五六川 五六野鯉塾
第10位 棚瀬賀文 83
11.5 五六川 五六野鯉塾
第11位 広瀬拓也 81   五六川 五六野鯉塾
第12位 米井弘和 75   長良川 サムライ
第12位 戸谷 正秋 75   長良川 日本中央活鯉居倶楽部
第14位 高橋富士夫 68   長良川 濃尾野鯉会
第15位 小栗 裕二 59   長良川 東濃巨鯉会
第16位 藤岡 富士男 39   長良川 中部鯉道楽