今回で第8回となる濃尾よって鯉祭りが、11月第2週末の8日夕方6時より10日の正午に至る42時間に渡り、木曽三川にて開催されました。
今年は夏から続いた少雨で10月初旬の水温は20度と高めで推移してきましたが、10月下旬から冬将軍が襲来し、大会開催時には水温は10〜11度と急激に低下しました。天候も、冬将軍の第二波が大会時に襲来し、北西の木枯らしと時雨が降り続く悪天候となりました。それにも拘わらず、参加者は厳しい寒さの下それぞれ思い思いのポイントで雄大な木曽三川の野鯉にチャレンジ。また、各所で親交の花が満開に咲き誇りました。
参加者は愛知・岐阜・三重の地元ははもとより近畿や関東といった遠方の参加者も含め一都二府十県に及び、11才から80歳迄の老若男女合わせて239名が集結。年を重ねるにつれ、よって鯉祭りが全国の野鯉釣りファンから多くのご支持を集めている事を、益々感じさせられた祭典となりました。
この中で、見事優勝の栄冠に輝いたのは愛知県春日井市の矢頭さん。長良川左岸長良川大橋上流の乱杭にて、11月10日の未明に、見事93cm(11.2kg)の大鯉を釣り上げました。次に準優勝に輝いたのは、おなじみのポイントである船頭平閘門で90cm(.8.4kg)の野鯉を釣り上げた三重県鈴鹿市の林氏。第3位には、木曽川馬飼大橋下流左岸の汽水域に入った名古屋市の植木さんが見事88cm(10.5kg)を上げて入賞されました。同ポイントで一緒に竿を出された奥様の宣代さんも85cm(10.6kg)をゲットして一般の部第6位に輝き、ご夫婦で入賞。オメデトウゴザイマス!
レデイスの部では、85cm(10.6kg)をゲットして一般の部第6位に輝いた植木宣代さんが見事優勝。第2位には72cm(5.1kg)を上げられた愛知県小牧市の山本 みどりさん。
今年より新設されたシュニアの部では、愛知県春日井市の安藤善弘さんが78cm(5.5kg)をゲットして見事優勝第一号に輝きました。
また、特別大物賞は、大会始まって以来の大物草魚116cm(17.9kg)を見事に釣り上げた愛知県一宮市の岩田康充さんが獲得されました。
今回残念ながらジュニアの部ではめぼしい釣果はありませんでしたが、今回のよって鯉祭りも祭りの名前にふさわしく、全国各地からの参加者が均等に入賞したり、初参加の野鯉ファンが多く入賞する等、野鯉釣りがファミリー皆で楽しむ事のできる祭典として定着してきた事を証明する結果となりました。
検量と表彰式の合間には、ワンハンドレッドクラブ会長の片山氏による鯉釣り教室が開かれ、1時間の持ち時間があっというまに過ぎ去り、参加者は後ろ髪を引かれる思いで終了。
三日間に亘る野鯉釣りのお祭りは、また来年の再開を期して終了しました.
一般の部・入賞者 | ||||
順位 | 釣人 | 長寸cm | 重量kg | 団体 |
優勝 | 矢頭 稔弘 | 93 | 11.2 | ワンハンドレッドクラブ |
準優勝 | 林 進一 | 90 | 8.4 | 三重パックンクラブ |
第3位 | 植木 孝司 | 88 | 10.5 | 鯉道楽 |
第4位 | 松原 敏夫 | 87 | 10 | 日本中央活鯉居倶楽部 |
第5位 | 牧田 啓史 | 87 | 7.6 | 一般 |
第6位 | 植木 宣代 | 85 | 10.6 | 鯉道楽・レデイス |
第7位 | 松野 正弘 | 85 | 8.4 | 西日本野鯉会 |
第8位 | 関根 宏暢 | 84 | 9.4 | 鯉旅人 |
第9位 | 相田 忠男 | 84 | 8.8 | 鯉道楽 |
第10位 | 山中 邦雄 | 84 | 8.7 | 日本中央活鯉居倶楽部 |
シニアの部・入賞者 | ||||
優勝 | 安藤 善弘 | 78 | 5.5 | 鯉道楽 |
準優勝 | 福田 一男 | 70 | 5.1 | 鯉の会 |
第3位 | 沼田 清司 | 67 | 3.4 | 関天狗会 |
レデイスの部・入賞者 | ||||
優勝 | 植木 宣代 | 85 | 10.6 | 鯉道楽 |
準優勝 | 山本 みどり | 72 | 5.1 | 西春巨鯉会 |
特別大物賞 | ||||
草魚 | 岩田 康充 | 116 | 17.9 | 濃尾野鯉会 |
橘屋賞(美鯉) | ||||
優勝 | 大平 浩二 | 80 | 5.4 | 一般 |
フィーバー賞(ゾロ目) | ||||
66 | 大橋 誠 | 3.5 | 牧田野鯉会 | |
66 | 松山 哲男 | 3 | 一般 | |
66 | 玉川 智広 | 5 | 玉川ファミリー | |
55 | 川崎 仁志 | 2.3 | 一般 | |
55 | 今井 孝 | 2.8 | 鯉の会 |