月例会2023
★4月例会(4/14〜16)
第1位 高橋 冨士夫 90cm 11.1kg 長良川
第2位 市川 毅 86cm 9.57kg 木曽川
第3位 濱島 徳男 70cm   長良川

 濃尾野鯉会の4月例会は濃尾地方の合同釣行会に合わせて、414日午後6時より16日正午まで行われました。

 今回竿を出したのは、高橋、市川、濱島の3名と春の盛期としては寂しい限り…

そんな3名が竿を構えたのは、背割り堤の長良川と木曽川でした。

 最初にポイントに到着したのは、東京の東村山市からはるばる参戦した市川氏…

一昨年の秋に見た木曽川ケレップの景色に魅入られて、木曜日に国土省から鍵を借り、日原渡船跡の突堤にテントを持ち込んで待機…

 次に、到着したのは高橋でした。

金曜の夜から日曜日の未明に掛けて纏まった降雨の予報が出ているため、足場の良い堤防で待機できる長良川のT字型乱杭に竿を構えました。

 そして、最後に到着したのは濱島会員でした。

単身赴任の東京から、このために有給を取りわざわざ帰宅したのでした。

 高橋の誘いを受けて横で竿を出すつもりでしたが、ロッドポッドでは乱杭に駆け込まれて取り込めないという事で、上流の乱杭に竿を構える事となりました。

 高橋がこのポイントを下見した時、外来種のアカミミガメが群れを成しているのを発見…

今回は、いかにしてこのカメを避けて、野鯉をゲットするかという事が課題となりました。

 とりあえず、水中カメラで様子を見ると、やはりカメが直ぐに寄ってきて、カメの上にカメが乗る状態です。

 そこで、集魚力の強いエサをカケアガリの手前にコマセしてカメを寄せ、本命のカケアガリの下のポイントは、無味無臭の龍王Sp暁でアタリが来るまで待機するという作戦を取りました。

 夕方6時になり、いよいよ大会開始です。

それぞれが、狙いを付けたポイントに仕掛けを打ち込むと、最初にアタリが来たのは、高橋でした。

 第1投をして2時間程すると、待機している車内にアタリを知らせるセンサー音が鳴り響きました。

今回のポイントは、周囲を乱杭に囲まれている為、ラインをフリーにしていると乱杭に駆け込まれて万事休すです。

 そこで、アングルの竿立てを地中にしっかり刺し、リールのドラッグを締めて、乱杭に駆け込まれないようにしてアタリを待っていたのでした。

 外に出ると既に小雨が降っていましたが、カッパを着る余裕も無く大きく曲がった竿に飛び付くと、重い手応えが返ってきました。

 今回の第1号は81cmと、長良川にしてはまずまずのサイズ…

ところが、スケール写真を撮ろうとしたら、折角、雨対応で作成したパスワードを忘れてきたことに気付きました。

 やむなくノートを破りボールペンでパスワードを記入しましたが、細い文字と雨で濡れたのとで判読できるか怪しい状態…

 その後、雨が強くなり、日付の代わる15分前に2度目のアタリが襲ってきました。

外に出ると、締めてあるはずのドラッグが逆転してクリックが悲鳴を上げています。

 竿を竿立てから抜こうとすると力が強く簡単に抜けません。

それを何とか凌いで取り込んだ獲物は、90cmとサイズアップの大鯉でした。

 翌日昼にも86cmを追加して、今回のカメ対策は大成功!!

翌日の表彰式の準備のために早終いした高橋でした。

 遠くの東村山市から参加した市川会員は、突堤の先端の水深4.5mラインを狙って第1投し入れポンを期待していましたが、中々アタリが来ないのでエサ交換をすると、夜の955分に待望のアタリが襲ってきました。

 重い手応えを凌いで慎重に取り込んだ獲物は、86cm(9.57kg)の大鯉でした。

木曽川の夢に描いたケレップの初鯉です。

 前回は、長良川の初鯉と出会い、今回は木曽川と、着実に木曽三川の野鯉をゲットして、次はいよいよ揖斐川の野鯉と対面したいと夢を馳せたのでした。

 濱島氏は、15日朝まで上流の乱杭で粘りましたが、大したアタリが出なかったため、大江川へ移動…

しかし、ここでもアタリは無く、16日朝には長良川へ戻って70cmの野鯉をゲット…

 この結果、4月例会の1位は高橋が入賞。

2位に市川氏、3位に濱島氏となりました。