第14回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今回で第14回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、11月9日午後6時より11月11日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
  合同釣行会の天候は、初日の9日からぐずついた変わり易い天候となり、どんよりと曇った中に時折雨が降り、10日朝には西風の強風が一時吹いたものの昼前には静まり、その後も雨が降ったり止んだりのはっきりとしない天候となりました。
最終日の11日は朝のうち穏やかに晴れかけたものの途中から西の風が強く吹き始め、木枯らし1号となりました。
 ただ、水温は例年より高めに推移し、長良川の水温は平均16度と例年より2度程高く、ジャミや小型のアタリが多く、長良川に入釣した参加者は苦労した者が多かったようです。
 そんな天候の影響か、全般にアタリが少なく、参加された釣人の半数以上が野鯉を手にする事無く、無念の涙を飲みました。
今回、釣果を申請された参加者は17名に上り、その内90cmオーバーが1尾、80cmオーバーの大鯉は6尾と例年になく苦戦の大会となりました。
 参加者の内、今回も半数以上の釣人が長良川に入釣しましたが、上位を占めたのは支流に入られた方が多く、唯一の90cmオーバーである96cmの大鯉を釣り上げられて見事に優勝の栄誉に輝いた五六野鯉塾の武藤勝美氏も、長良川の支流である五六川で記録されたものでした。
 また、87cmの大鯉を上げて第2位に入賞された五六野鯉塾の廣瀬拓也氏も、揖斐川の支流である大江川でゲットされたものです。
 第3位には濃尾野鯉会の上田勝二氏が長良川に於いて86cmで12kgもある良く肥えた大鯉を上げて入賞されました。第4位と5位には同寸の83cmが2尾記録され、重量審査となりました。
その結果、第4位には長良川で83cmを上げられた日本中央活鯉居倶楽部の岡安勉氏が入りました。
 第5位には、今回木曽川で唯一の83cmを記録された中部鯉道楽の藤岡富士男氏が入賞されました。
 第6位には、長良川の支流の伊自良川に於いて夢野鯉会の高田泰充氏が82cmを上げて入賞されました。
第7位には同じく夢野鯉会の戸崎百年氏が長良川の支流の鳥羽川において80cmを上げて入賞されました。
第7位には77cmが2尾記録され、五六川で記録された五六野鯉塾の武藤法生氏と長良川で記録された濃尾野鯉会の羽田野慎生氏のお二人が入賞。
第9位には、夢野鯉会の戸崎百年氏が長良川の支流の鳥羽川において75cmを上げて入賞されました。
第10位には夢野鯉倶楽部の渡辺智久氏が長良川で73cmを上げて入賞されました。
 釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、来春の釣行会の打ち合わせが行われ、来春も例年通り4月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
  なお、今回参加されたのは以下の10団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
湘南巨鯉会岐阜支部 三重パックンクラブ 夢野鯉倶楽部
FC鯉武者 五六野鯉塾 白鯉会
賢野鯉会    

第14回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会
順位 釣人 全長 重量 クラブ 釣場
第1位 武藤 勝美 96 五六野鯉塾 五六川
第2位 廣瀬 拓也 87 五六野鯉塾 大江川
第3位 上田 勝二 86 12 濃尾野鯉会 長良川
第4位 岡安 勉 83 9.8 日本中央活鯉居倶楽部 長良川
第5位 藤岡 富士男 83 8.5 中部鯉道楽 木曽川
第6位 高田 泰充 82 夢野鯉倶楽部 伊自良川
第7位 羽田野 慎生 77 濃尾野鯉会 長良川
第7位 武藤 法生 77 五六野鯉塾 五六川
第9位 戸崎 百年 75 夢野鯉倶楽部 鳥羽川
第10位 渡辺智久 73 夢野鯉倶楽部 長良川
第11位 高橋富士夫 71 濃尾野鯉会 長良川
第12位 森 元気 69 Team鯉武者 大江川
第12位 大平 浩二 69 夢野鯉倶楽部 長良川
第14位 西久保 大輔 68 白鯉会 長良川
第15位 戸谷 正秋 67 日本中央活鯉居倶楽部 長良川
第16位 石川 賢 65 賢野鯉会 長良川
第17位 松原 敏夫 61 日本中央活鯉居倶楽部 長良川

訂正とお詫び
80cmの野鯉を上げて第7位に入賞された戸崎氏より、スケールの読み間違いによるサイズの訂正とお詫びの申告を戴きました。
棒スケールの75cmの位置を80cmと勘違いして申告してしまっのを、出来上がった写真を見て気付き、即刻訂正の連絡を戴きました。
ご本人からは入賞を辞退したいとの申し出を受けましたが、人間にはミスはつきものでミスに気が付き次第直ぐにご連絡された、その潔さと勇気に拍手を贈りたいと思います。
このスケールは良く見間違いがあり、過去にも他に幾つかの例を見ています。
そこで、順位の訂正をさせて頂きますので、何卒宜しく御願い申し上げます。