第17回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

　今回で第17回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、4月10日午後6時より4月12日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
　2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
　今年も暖冬傾向が強まり桜の開花は名古屋で2週間も早く、合同釣行会の天候は1週間前より連日25度前後の夏を思わせる陽気となり、絶好の行楽日和となりました。
　しかし、この時期としては珍しく1週間程降雨がなく何処も水位が低下し、乗っ込みで魚は見えるものの食い気が少なく、例年に較べると全般にアタリは少なかったようです。
　特に、本流に入った釣人は苦戦した者が多く、上位は支流に入られた方が多く占められました。
　そんな天候の影響か、ポイントによりアタリのムラが多く、大鯉を手にして歓喜に浸る者あれば、期待した野鯉を手にする事無く無念の涙を飲む者ありと、様々なドラマが各所で演じられました。
　今回、釣果を申請された参加者は21名に上り、その内90cmオーバーが4尾、80cmオーバーの大鯉は8尾とハイレベルな大会となりました。
　参加者の内、今回も半数近くの釣人が長良川に入釣しましたが、上位を占めたのは支流に入られた方が多く、80cmオーバーの大鯉12尾の内8尾が支流で記録されました。
　そんな中で今回優勝の栄誉に輝いたのは、長良川大藪大橋上流右岸に入釣し第1投で96cmの大鯉を手に出来た、濃尾野鯉会の高橋富士夫でした。
　第2位には、揖斐川の支流である水門川で94cmの大鯉を見事釣り上げられた関天狗会の井戸金正氏が入賞されました。
第3位には、長良川の支流である伊自良川で93cmの大鯉をゲットされた夢野鯉倶楽部の高田泰充氏が入賞。
第4位には揖斐川の支流である牧田川で90cmをゲットされた夢野鯉倶楽部の渡辺智久氏が入賞の栄誉に輝きました。
　今回も特筆すべきは、記録された90cmオーバー全てが違うフイールドで記録されたということです。
　これは、熱心な参加倶楽部の活動により木曽三川一帯が広く開拓され、様々な環境の変化にも対応できるだけのキャパシティが備わったものと云えるでしょう。
　第5位には、揖斐川の支流である大江川で88cmの大鯉を記録された鯉道楽の若原里見氏が入賞。
第6位にも、やはり揖斐川の支流である大江川で85cmの大鯉を記録された犬山野鯉会の鈴木誠氏が入賞。
第7位には、83cmの大鯉が2尾同寸で記録され重量審査の結果、関天狗会の石原富男氏が水門川において大鯉83cmを上げて入賞されました。
第8位には、TeamR-23の中島竹子氏が女性として唯一大鯉83cmを長良川で記録されて入賞されました。
第9位には、82cmの大鯉が2尾同寸で記録され重量審査の結果、唯一木曽川で記録された82cmの大鯉をゲットされた濃尾野鯉会の伴野力一氏が入賞されました。
第10位には、長良川の支流である天王川で82cmの大鯉をゲットされた五六野鯉塾の馬渕篤氏が入賞。
　また特別大物賞として、長良川で1m5cmの草魚を見事ゲットされた濃尾野鯉会の上田氏が栄誉に輝きました。
　釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、和気藹々と賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、秋の釣行会の打ち合わせが行われ、今秋も例年通り11月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
　　なお、今回参加されたのは以下の13団体です。