第40回クラブ合同野鯉釣り大会
今回で第40回目となるクラブ合同野鯉釣り大会は、2021年4月16日午後6時より4月18日正午まで、いつものように42時間のマラソン釣行で行われました。
2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
今回の釣り場も木曽三川から拡大され、愛知・岐阜・三重の東海3県全域となりました。
この春も、新型コロナウイルスの影響で各地の大会が中止となる中で、ベテランの多いクラブの大会という事で、感染に十分な注意を払いながら開催されました。
大会は春の嵐に見舞われ、16日夕方より雨が降り出し、17日は本降りとなり、100mm程の大雨となり、その後は北西の強風が吹き荒れ、真冬並みの体感温度の冷え込みとなりました。
そのため、河川は増水し18日には濁流となり、参加者はポイント選びにかなり苦労しました。
中には、天候の様子を見ているうちに竿を出すタイミングを無くし、出さずじまいの者も居た位です。
そんな厳しい状況の中で、今回、釣果を報告したものは11名と少なかったものの、全員が80cmオーバーと、大鯉が記録されました。
18日の表彰式は、最高気温が13度しか上がらず、北西の強風と時雨の中でいつもの南濃大橋の下で行われ、、表彰式会場に集合した参加者たちは、橋の下の車の陰で震えながらも半年振りの再会に話の花を咲かせていました。
今回、釣果のあった参加者は庄内川で3分の1以上を占める4名と最も多く集中し、そのうち3名が90cmオーバーと近年の大鯉フイールドを証明する釣果となりました。
次が3名の大江川、あとは揖斐川、長良川、新川、平野井川に各1名となりました。
今回も、90cm以上の大鯉が6位までを占めるハイレベルな大会となり、表彰式が始まると、成績が発表されるたび大きな歓声と拍手が湧き上りました。
その中で、見事に優勝の栄冠に輝いたのは、99cm(18kg)の大鯉を庄内川でゲットされた鯉楽の小川千里氏でした。
女性ながらもいつも大鯉をゲットされ、その活躍には目を見張るばかりです。
第2位から4位までは97cmの大鯉が同寸で並び、重量審査の結果、以下のようになりました。
第2位は、97cm(16kg)の大鯉を庄内川でゲットされた鯉楽の大嶋康聖氏が入賞されました。
第3位は、97cm(10.8kg)の大鯉を大江川でゲットされ濃尾野鯉会の濱島徳男氏が入賞されました。
第4位には97cmの大鯉を木曽川でゲットされた夢野活鯉居倶楽部の山中邦雄氏が入賞されました。
第5位には、庄内川で95cm(12kg)の大鯉をゲットされた鯉楽(リラク) の石川賢氏が入賞されました。
第6位には、大江川で93cm(12.5kg)の大鯉をゲットした濃尾野鯉会の高橋が入賞。
第7位には、五六野鯉塾の山田年秀氏が大江川で88cm(7.5kg)の大鯉をゲットして入賞されました。
第8位には、新川で86cmの大鯉をゲットされた濃尾野鯉会の上田勝二氏が入賞。
第9位には、平野井川で86cmの大鯉をゲットされた五六野鯉塾の廣瀬拓也氏。
第10位には、揖斐川で85cmの大鯉をゲットされた三河大鯉クラブの深津英心氏が入賞されました。
釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で行われ、11位までの方に贈られました。
順 位 | 氏 名 | クラブ | 全 長 | 重 量 | 場 所 |
1 | 小川 千里 | 鯉楽(リラク) | 99 | 18 | 庄内川 |
2 | 大嶋 康聖 | 鯉楽(リラク) | 97 | 16 | 庄内川 |
3 | 濱島 徳男 | 濃尾野鯉会 | 97 | 10.8 | 大江川 |
4 | 山中 邦雄 | 夢野活鯉居倶楽部 | 97 | 大江川 | |
5 | 石川 賢 | 鯉楽(リラク) | 95 | 12 | 庄内川 |
6 | 高橋 富士夫 | 濃尾野鯉会 | 93 | 12.5 | 揖斐川 |
7 | 山田 年秀 | 五六野鯉塾 | 88 | 7.5 | 大江川 |
8 | 上田 勝二 | 濃尾野鯉会 | 86 | 新川 | |
9 | 廣瀬 拓也 | 五六野鯉塾 | 86 | 平野井川 | |
10 | 深津 英心 | 三河大鯉クラブ | 85 | 長良川 | |
11 | 小川 吉勝 | 鯉楽(リラク) | 84 | 10 | 庄内川 |
なお、今回参加されたのは以下の7団体です。
濃尾野鯉会 | 夢野活鯉居倶楽部 | 鯉楽(リラク) |
五六野鯉塾 | 三河大鯉クラブ | チームTTS |
西日本野鯉会 |