第44回クラブ合同野鯉釣り大会

今回で第44回目となるクラブ合同野鯉釣り大会は、2023年4月14日午後6時より4月16日正午まで、いつものように42時間のマラソン釣行で行われました。

　2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。

　今回の釣り場も愛知・岐阜・三重の東海3県全域となりました。

　この春は、いよいよ新型コロナウイルスの制限が解除されましたが、感染に十分な注意を払いながら開催されました。

大会は、1週間ほど日照りが続き各所の水温が上昇したところで金曜日の夕方より日曜日の未明まで30ミリ程の雨が降り、その後北西の強風が吹き荒れ、日陰では冬に戻ったような寒さとなりました。

参加者は、この雨の中でも大鯉を求めて奮闘しましたが、ポイント選びにかなり苦労されたようです。

しかし、この風雨の影響で、野鯉の活性は上がったようで、20名もの釣果が記録され、7位までが90cmオーバーというハイレベルな大会となりました。

16日の表彰式は、北西の強風のの中でいつもの南濃大橋の下で行われ、表彰式会場に集合した参加者たちは、半年振りの再会に話の花を咲かせていました。

　今回、釣果のあった参加者は大江川と長良川が各6名と最も多く集中し、そのうち大江川では3名が90cmオーバーを記録され、降雨に強い大江川という定説を裏付ける釣果となりました。

長良川でも90cmオーバーが2尾記録され、春の長良川は健在でした。

次が3名の庄内川で、その内優勝の98cmはじめ90cmオーバー1尾が記録され、大鯉の宝庫を証明する釣果となりました。

あとは、木曽川・平野井川に2名、五六川に1名となりました。

今回も、90cm以上の大鯉が7位までを占めるハイレベルな大会となり、表彰式が始まると、成績が発表されるたび大きな歓声と拍手が湧き上りました。

その中で、見事に優勝の栄冠に輝いたのは、98cm(13kg)の大鯉を庄内川でゲットされた鯉楽の大嶋康聖氏でした。
2年連続の優勝はお見事でした。

第2位には、大江川で93cm(12.5kg)を記録された暁の会の半瀬吉之氏が入賞されました。

第3位は、92cm(15kg)の大鯉を庄内川でゲットされた J-カープの桑原英文氏が入賞されました。

第4位には92cm(12kg)の大鯉を大江川でゲットされた石川賢氏が入賞されました。

第5位には、91cm(14kg)の大鯉を長良川でゲットされた三河大鯉クラブの塩入ケ谷幸弘氏が入賞されました。

第6位には90cmで3尾が同寸で並び、重量審査の結果、長良川で90cm(11.1kg)の大鯉をゲットした濃尾野鯉会の高橋富士夫が入賞しました。

第7位には、90cmの大鯉を五六川でゲットされた西日本野鯉会の原本治氏と暁の会の門池孝信氏が入賞されました。

第9位には、大江川で87cm(9kg)の大鯉をゲットされた暁の会の若原里見氏が入賞されました。

第10位には、濃尾野鯉会の市川毅氏が木曽川で86cm(9.57kg)の大鯉をゲットして入賞されました。

　釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で行われ、16位までの方に贈られました。

そして又、秋も11月第2週の週末に大会を行うことが決定されました。

いよいよ春本番真っ盛りです。

大いに野鯉釣りを楽しみましょう。
　

なお、今回参加されたのは以下の8団体です。